Orectolobus japonicus Regan, 1906
特徴 |
全長1m。オオセ科は、日本とオーストラリア沿岸を中心に分布し、著しく縦編した頭と、頭部の前端に開きその縁辺に多数の皮弁を備えた大きな口をもつことで特徴づけられる3属7種からなるグループである。本種は、長く分枝した鼻皮弁と上顎の縁辺に5~8本の皮弁をもつこと、暗色の背面に波状の明色線で囲われた斑点をもつことで他のオオセ科の仲間と区別される。 |
分布 |
主に北西太平洋に分布し、日本海域では房総半島以南の太平洋岸、能登半島以南の日本海沿岸から知られる。国外では朝鮮半島沿岸、黄海、渤海、東シナ海、台湾~ベトナム南部、フィリピンに分布 |
生息環境 |
温暖な海域の内湾的な岩礁やサンゴ礁に生息する。 |
食性 |
夜行性で、主に底生魚類を捕食するが、サメ類の卵殻やエイ類、頭足類やエビ類も食べる。 |
地方名 |
ネコ・カキノコロモ・サザエワリ(静岡県伊豆) |
その他 |
卵胎生であり、一腹で20~23尾の子ザメを3~5月に出産する(国内における飼育下での記録)。妊娠期間は約1年。日本海域で記録のあった他のオオセ科2種(クモハダオオセO. maculatusとカラクサオオセO. ornatus)の過去の報告はいずれも誤りであり、日本にはオオセのみが分布することが2008年に明らかとなった。 |
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日本 沖縄県 慶良間諸島屋嘉比島高内瀬(タカチンシ)