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撮影場所

日本 東京都 赤塚植物園

撮影日

2023 /6 /25

科名と学名

アブラナ科アブラナ属
Brassica oleracea LINN.var.capitata LINN

概説

ヨーロッパ西海岸の広範囲にわたり生息する野菜の一種。現在でもヤセイカンランと呼ばれる野生種が存在する。欧米諸国での利用は古く、薬草や野菜として広く民間で栽培されてきた。我が国には宝永年間(1704-11)に近縁種にあたる観賞用のハボタンが渡来し、食用種の本種は幕末期に渡来しているが、明治になってから広く利用された。
結球する葉を野菜として炒め物やコールスローサラダ、漬物やみそ汁の具材にして食用にする。ドイツでソーセージの付け合わせにされるザワークラウトは、キャベツを乳酸発酵させた漬物の一種で、べったら漬のようなものである。普通種は葉が黄緑色で、葉が赤紫色になる紫キャベツや、葉が縮んでちりめん状になったサボイキャベツもある。
前述のハボタンはもちろん、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、ケールは近縁種にあたる。
和名はタマナ(玉菜)、カンラン(甘藍)と呼ばれることがあるが、牧野富太郎博士曰く甘藍という和名は誤用であるという。

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投稿日:2023.10.02

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