投稿者
撮影場所

日本 埼玉県 所沢市

撮影日

2023 /6 /17

科名と学名

ウリ科キュウリ属
Cucumis sativus

概説

蔓性の一年草で、支柱などに絡めて栽培される他、ウリのように地這栽培されることもある。
葉は掌状葉で、茎や葉に細かく硬い毛が生え、触るとチクチクすることがある。
鮮やかな緑色の果実は細長くて棘があり、新鮮なものほど棘は鋭い。熟すと太くなり、黄色くなって柔らかくぶよぶよになる。
古くはこの熟した果実を食べていたため黄瓜の名で呼ばれていた。しかし熟した果実は酸味が強く、渋みすらあるためだんだんと熟果を食用にすることはなくなった。かと言って、未熟果も青臭さが強く、味も苦いためなかなか食用にはされず、忌み嫌われた。
特に、江戸時代には果実の輪切りが徳川家の葵の家紋に見えるということで、民衆はともかく、多くの武士は畏れ多いとしてキュウリを食べなかった。食用としての大きな広がりは明治になってからである。

運営サイト
投稿日:2023.10.02

コメントをお書きください

0 Comments
    ※コメントの投稿はログインが必要です。
    不具合が発生しました.報告する