投稿者
撮影場所

日本 東京都 東京都薬用植物園

撮影日

2023 /3 /16

科名と学名

バショウ科バショウ属
Musa x paradisiaca

概説

世界各地の熱帯もしくは亜熱帯地域で栽培される多年草植物。茎が重なり合って期のように見えるものの、木質化しない。マレーヤマバショウ(M.acuminata)を栽培し始めたもので、原種には種子が多く含まれるが、突然変異を起こして3倍体の種無しになり、リュウキュウバショウ(Musa balbisiana)などの多種と交雑されて現在のような果実になった。このため、花を咲かせ、実を実らせるとその株は枯れてしまうが、根本から出た子株が成長を続ける。
普通我が国では長さ14cmほどの黄色い果実を生食するが、沖縄県に在来の「島バナナ」の通称で知られる品種はその半分ほどの長さしかない。
中南米やアフリカでは熟しても黄色くならず、硬いままの品種がある。生食しようとすると、歯が折れそうになるほどの硬さであるという。これは調理用バナナ、いわゆる『プランテイン』と呼ばれるもので、現地では主食の扱いである。甘みはなく、加熱すると芋に似た味わいであるという。
写真の品種は「三尺バナナ」という品種で、果実の長さはやや短めである。

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投稿日:2023.09.28

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