投稿者
撮影場所

日本 東京都 東京都薬用植物園

撮影日

2023 /9 /24

科名と学名

ミカン科ミカン属
Citrus unshu

概説

常緑の小高木で、我が国で作出された果樹の一種で、江戸時代に作出された。現在単に「ミカン」と呼ばれるのはほとんどが本種である。DNAの解析結果から、クネンボとキシュウミカンを交配し、突然変異を起こしてタネ無しになったものであると判明している。種子がないという性質がお家断絶を想起させることから嫌われ、一般に広く栽培され、食用とされるようになったのは、武士階級の消滅した明治時代になってからのことである。
5月に直径3㎝ほどの白い星型の花を咲かせる。一般的に花粉は少ないが単為結果性のため受粉がなくても結実する。果実は9月から12月にかけて熟する。
果皮が薄いので、手で向いて食べることができる。果肉を生食、あるいはジュースやフルーツサラダのアクセントにするほか、果皮を乾燥させて漢方薬の陳皮とするほか、砕いて七味唐辛子に混ぜる。

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投稿日:2023.09.27

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