マスノスケ

Oncorhynchus tschawytscha (Walbaum, 1792)

形態・特徴 マスノスケはサケ科サケ属でもっとも大きくなる種のひとつ。体長147cm、体重57kgになるものもいるという。他のサケ科とは体の背面には黒色斑が多数あり、尾鰭の全体にも黒色斑が散らばることで区別できる。このほか、尾鰭後縁が黒く縁取られること、下顎歯の基底部が黒いことも特徴である。幼魚のパーマークは大きく、側線よりもかなり下方まで達することでサケ・ベニザケと区別できる。
分布 日本海、オホーツク海、ベーリング海、北太平洋の全域。アメリカ側に多く、日本では稀である。
生息環境 産卵のための遡上は春-秋にかけて行われ、河川によっては2000km以上もさかのぼるという。北米大陸の河川で産卵することが多く、アジア側では少ない。日本でも北海道、新潟県、山形県の河川で成熟した個体が遡上したことがあるという。
食性 海では主に魚類や甲殻類などを捕食する。
地方名 スケ(青森県、、宮城県、福島県、茨城県大洗町)、オオメマス(青森県、茨城県大洗町)、オオスケ(青森県)、スケマス(宮城県、福島県、茨城県)、マス(茨城県)、オオマス(茨城県北茨城市)、サケ(茨城県神栖市)
その他 アメリカやカナダの太平洋側では代表的な釣り魚。日本でも海域生活中、もしくは遡上中に漁獲される。肉は脂が多く、刺身のほか、ステーキ、燻製、缶詰など用途が広い。英語圏では、King salmon、もしくはChinook salmonとよばれ、とくに前者は日本でも広まっている。
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