ミヤベイワナ

Salvelinus curilus miyabei Oshima, 1938

形態・特徴 体側にある橙色の斑点は小さく、瞳孔径の50%未満である。背鰭に斑紋はなく、胸鰭が小さいことなどが特徴。本種は然別湖のみから報告されてい種であるが、オショロコマと亜種関係にあるとされ、本種の方が胸鰭が大きく長いことなどの違いが見られる。
分布 北海道然別湖の固有亜種。
生息環境 産卵期は9~11月とされる。然別湖特産の固有亜種で、産卵期には流域河川を溯上することが知られている。障害物のある暗めの環境を好むようである。
食性 小型魚類や甲殻類、昆虫などを食べる動物食性。
その他 然別湖に陸封され、独自に進化し残存しているのが本亜種である。2007年に公表された環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、保全の必要性が指摘されているほか、北海道では天然記念物に指定され、実際に保護活動も行われている。養殖が行われているものが食用として出回るほか、毎年一度だけ夏季に期間と人数を制限した遊漁も解禁される。
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