科の概要 口は裂孔上で顎を有しない。現生の脊椎動物の中でも原始的なものとされている。ヤツメウナギの仲間もよく似ているがこちらは口が吸盤のようになっている。
日本では2属8種が知られる。このうち、2004年に相模湾産の標本をもとに新種記載されたEptatretus moki、1995年に千葉県銚子沖から記録されたParamyxine fernholmiの2種にはまだ和名がない。
従来は「メクラウナギ科」という和名であったが差別的であるとし2007年に改名された。Paramyxine (クロメクラウナギ属) はEptatretusの異名とされている。
ここではヌタウナギ科の魚類の分類学的関係については中坊・甲斐(2013)に従ったが、本科の分類は属・種レベルで再検討する余地が残される、とされている。
食用になるが、この仲間は網にかかった魚を食べてしまうことがあり、漁師が嫌うことがある。皮は皮製品に使用される。

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