ウミヘビ科

Ophichthidae

科の概要 “ウミヘビ”と名前に付く動物には、鱗のあるものと、ないものに分けられる。前者は爬虫類のヘビ亜目に分類される蛇の仲間となり、後者はウナギ目に分類される魚類の仲間となる。【WEB魚図鑑】では魚類のウミヘビのみをあつかう。
魚類のウミヘビ(ウミヘビ科)は、ニンギョウアナゴ亜科とウミヘビ亜科に分けられる。両亜科ともに後鼻孔は上唇縁辺に開く事が特徴。胸鰭はあるものとないものがある。ニンギョウウミヘビ亜科の種には尾鰭があるが、ウミヘビ亜科の種には尾鰭がない。釣りの外道としてお目にかかることが多いダイナンウミヘビ、ホタテウミヘビ、モヨウモンガラドオシなどは何れもウミヘビ亜科に含まれ、ニンギョウアナゴ亜科の魚は釣りなどでお目にかかることは少ない。
釣り・延縄・籠・定置網および底曳網漁業で漁獲されるが、日本産のものはあまり食されない。しかしウミヘビ属のものでペルーなどに生息するものでは食用として日本に輸入されるものがある。