ミズヒキミノカサゴ

Pteropterus paucispinula (Matsunuma and Motomura, 2014)

形態・特徴 本種は、体側にある多数の横帯や、頭部の棘および皮弁の形態がネッタイミノカサゴに酷似する。しかし本種は、背鰭が通常13棘10軟条であること(ネッタイミノカサゴではふつう12棘11軟条)、胸鰭の条数が17~20(通常18)と多いこと(ネッタイミノカサゴでは16~18、通常17)、眼径がやや大きく体長の14.3%(平均)であること(ネッタイミノカサゴでは12.3%)、背鰭の最大棘はやや短く、体長の46.2%(平均)であること(ネッタイミノカサゴでは53.3%)、胸鰭がやや短く、最長の鰭条は体長の75.2%(平均)であること(ネッタイミノカサゴでは95.5%)、胸鰭の鰭膜に6~24個の斑点があり、軟条に赤色から褐色の縞模様があること(ネッタイミノカサゴではやや少なく3~17個の斑点があり軟条は一様に赤色または白色)であることなどから区別される。
分布 伊豆諸島、房総半島、伊豆半島、愛媛県、高知県、沖縄島。~西太平洋
生息環境 沿岸の浅海域の水深10~60mに生息する。
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