ギンポ

Pholis nebulosa (Temminck and Schlegel, 1845)

分布 北海道南部~高知・長崎県。潮溜まりや潮間帯から水深20mくらいまでの砂泥底もしくは岩礁域の石の間にすむ。ときに水深200mくらいにもすむ。
特徴 体は細長い。腹鰭はないかごく小さい。尾鰭は明瞭。体は全体的に鱗におおわれており、頭部にも鱗がある。本種はタケギンポときわめてよく似ており、胸鰭は13~15軟条とやや多く、胸鰭はやや長く頭長の40~54パーセントであることなどで区別できる。色彩や斑紋にはかなり変異があり、それだけで同定するのは難しい。体長30cmにもなる。
生息環境 藻場や岩礁域の浅所に生息し、タイドプールにも見られる。また、やや深い砂泥底からも底曳網で漁獲されており、生息範囲は広いようである。
地方名 ガダキチ・ガンジ・ガンズ・ガジナギ(青森県)、カシナギ・ガシナギ(青森県津軽)、カタナギ(宮城県、茨城県)、ガタウナギ(宮城県、山口県下関市)、ガタ(宮城県)、ホウチョウ(福島県、茨城県ひたちなか市)、ナギナタ(福島県、茨城県水戸市・大洗町)、テッキリ(福島県)、タレバカ(茨城県北茨城市)、タネバカ(茨城県大洗町)、ナキリ・ナギリ・ナキル・ナガイボ・サジ(富山湾)、ガタナギ・ガタニギリ・シリフリ・ヒフリ・タナバタ・ナベタタキ・ピチ(山口県)、カッチョ・ナキリ(山口県下関市)、ウミドジョウ(山口県山陽小野田市)、ナベコワシ(福岡県)
その他 雄は卵の塊に体をまくようにして保護する習性で有名である。釣りや各種網漁業で漁獲され、特に東京でてんぷらの材料として有名である。ほか、釣りの餌としても使用されているようである。
釣り人が「ギンポ」と呼ぶ魚種は、本種でなく、ダイナンギンポである場合も多い。本種はニシキギンポ科の魚種で、ダイナンギンポはタウエガジ科の魚である。
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