ソトイワシ

Albula argentea (Forster, 1801)

形態・特徴 ソトイワシの仲間は、体が細長く、鱗が円鱗ではがれやすい。吻はややとがる。ギスはソトイワシ科に酷似し、ソトイワシ科の中に含められることもあるが、ソトイワシ科の魚は背鰭の基底が短く、軟条の数も少ないことなどの点が異なっている。下顎は先端部が尖っている。マルクチソトイワシは、本種によく似ているが、下顎の先端が丸い。体長は80cmに達するとされている。
分布 土佐湾、宮崎県日向灘、琉球列島。~台湾、フィリピン、ハワイ諸島近海、太平洋の暖海域。ラグーンやマングローブ域、砂浜にすむ。暖海の沿岸性。
生息環境 熱帯や亜熱帯域に多く、サンゴ礁に近い砂底や、マングローブなどに生息している。
食性 動物食と考えられている。
その他 ソトイワシ科魚類は英語圏で「ボーンフィッシュ」とよばれており、釣りの対象として人気が高い。しかし小骨が多く味はあまりよくないとされている。
ソトイワシ科魚類は形態的特徴に乏しく、世界的に分類が混乱している。従来2種に分類されるとされていたが、その後4つの有効種が認められ、現在は11の有効種が認められる。本種の学名も分類体系の変化により、幾度と変更を繰り返してきたが、2022年に松沼らが行った日本および周辺海域に生息するソトイワシ属の分類学的再評価により、日本産のソトイワシ属魚類は4種となり、本種の学名もAlbula argenteaの使用が妥当であると判断された。
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