イカナゴ

Ammodytes japonicus Duncker and Mohr, 1939

形態・特徴 体は細長く、受け口で尖った吻をしているのが特徴的。腹鰭はなく、体側には背から腹にかけて斜めに走る皮褶が160~180本あり、腹部から尾鰭の付根までにも1本ある。背鰭が55~59軟条
であることなどが特徴。
分布 沖縄をのぞく日本各地。朝鮮半島。内湾の砂底にすむ。
生息環境 沿岸域の砂底にすみ、春には内湾から外海の岸近くを昼に中層、夜に表層を群れを形成している。夏には砂に潜って“夏眠”することが知られている。産卵期は冬で、砂底に産むことが知られている。
食性 動物プランクトン食性。
食味・料理 イカナゴの釘煮(兵庫県)
地方名 コウナゴ(青森県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、千葉県、東京都、富山県、福井県、愛知県、岡山県、徳島県)、メロード(青森県、宮城県中南部)、メロード(青森県、宮城県中南部)、メロド・メロ(青森県、福島県)、メロノド(青森県八戸市)、ヨド(宮城県北部)、コナゴ(山形県)、バンジョ(大型、山形県)、ズブドウシ(福島県、茨城県)、シヤシヤウナギ(紀伊)、カマスゴ(幼魚、紀伊)、カナギ(山口県)
その他 幼魚の佃煮は「くぎ煮」と称され、瀬戸内海地方で珍重される。また、釣り餌としても需要が高く、フサカサゴ科魚類の好餌とするところもある。“夏眠”している時期にはアユ釣りで使うコロガシ仕掛けを使って砂底をひいて釣れるという話もあるほか、サビキ釣りで採捕されたり、ルアー釣りで引っ掛かってきたという事例も知られる。しかし、釣りで採捕されることは少なく、漁網で漁獲されるのが一般的である。
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