アカタチ

Acanthocepola krusensternii (Temminck and Schlegel, 1845)

形態・特徴 体は細長く、背鰭・臀鰭と尾鰭は連続する。体側には橙黄色の円斑が一列に並んで見られることや、背鰭に黒色斑がないことなどが近縁種と見分ける特徴となる。
日本産アカタチ属中、背鰭軟条数(78〜82)と臀鰭軟条数(76〜82)が最も少なく、胸鰭軟条数は最多(19)。
分布 南日本各地。シナ海、フィリピン。
生息環境 水深250m前後の砂泥底域に生息する。底に穴を掘り、そこを拠点に生活を送ることが知られている。
食性 甲殻類、小型魚類、多毛類などを捕食する動物食性と考えられる。
地方名 アカサーベル(福島県いわき市)、ミコノヒモ(山口県)、ミヤジマサマノヘコノオビ(山口県周防牛島)
その他 食用にされることは少ないが、練り製品の原料として利用されることがある。また、釣り人には塩焼き、干物、唐揚げなどでも賞味される。
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