キジハタ

Epinephelus akaara (Temminck and Schlegel, 1842)

分布 青森県以南~九州までの日本各地。朝鮮半島南部、中国、台湾。日本海側や瀬戸内海でもよくみられる種類である。
特徴 体の地色は褐色で、体側には橙色の斑点が密にあり、背鰭基底には大きな黒色斑があるほか、尾柄部にもうすい黒色斑がでることがある。尾鰭後縁は丸い。体長40cmほどの中型のハタである。
生息環境 岩礁域に生息する普通種で、日本では日本海側に多くみられる。
食性 動物食性である。
地方名 アズキンボウ(秋田男鹿半島)、モヨ・モヨバジメ・アブラバジメ・アブラゾイ(山形県)、ナメラ(富山県氷見市、石川県、福井県)、ヨネズ(富山県氷見市、石川県能登町、京都府丹後地方)、ナメラバチメ(富山県氷見市、石川県能登)、ヤマドリ(富山県東部)、アズキ(富山県西部)、ナメトコ(石川県)、ナメリバチメ(石川県能登町)、タケメ(石川県七尾市)、アコウ(福井県、愛知県、京都府、大阪府、和歌山県和歌山市、兵庫県、岡山県、広島県、島根県、山口県、高知県土佐清水市、愛媛県今治市、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県)、アコウメバル(山口県徳山市)、アズキマス(愛知県、三重県)、アコ(大阪府堺市、和歌山県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、長崎県平戸市度島町)、アク(和歌山県)、ワカミズ(兵庫県但馬)、アカミズ(島根県、兵庫県但馬、山口県萩市)、アコオ(山口県)、モン(高知県)、アカボコ(長崎県雲仙市)、シブクメ(熊本県天草)、ムブシ(鹿児島県枕崎市)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393699
その他 重要な食用種。西日本では「あこう」とよび、特に珍重する。刺身、塩焼、鍋、など非常に美味である。最近は養殖もおこなわれている。釣りでは船釣りのほか、防波堤からの落とし込み釣りなどでも狙うことができる。
食味レビュー ★★★★★ 5.0 29件の評価
★★★☆☆ 乱太郎・2021/08/18
  • 📍愛媛県
  • 時期: 7月上旬
  • 料理方法: 刺身、煮付け、潮汁、酒蒸し
時期にもよりますが、30センチ以下はそんなに美味しいものでもありませんのでリリースしたほうがよいです。40cmを超えた個体は美味しいと感じます。
★★★★★ 酢犬・2010/02/26
  • 📍山形県(日本海)
  • 時期: 9月上旬
  • 料理方法: しゃぶしゃぶ
一緒に釣ってきた真鯛と共にしゃぶしゃぶにしましたが真鯛が霞むどころか、段違いの味にショックを受けました。市販のポン酢で食べたのですが、今まで食べた魚の中で一番と言っていい味でした。個人的には、刺身よりもしゃぶしゃぶの方が味も楽しめてよかったです。

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目玉の親父さんが日本 富山県 旧新湊漁港で撮ったキジハタ

日本 富山県 旧新湊漁港

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日本 福井県 矢代漁港

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hiroさんが日本 福井県 敦賀で撮ったキジハタ

日本 福井県 敦賀

2017.10.25

とみ様さんが日本 福岡県 玄界灘で撮ったキジハタ

日本 福岡県 玄界灘

2016.06.30

POO.ITOさんが日本 京都府 丹後半島で撮ったキジハタ

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日本 福井県 小浜沖

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日本 長崎県 上五島青方湾

2014.03.27

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2016.08.10

目玉の親父さんが日本 富山県 旧新湊漁港で撮ったキジハタ

日本 富山県 旧新湊漁港

2004.08.12