ホソトビウオ

Cypselurus hiraii Abe, 1953

分布 津軽海峡以南の日本各地。~台湾。
特徴 胸鰭は暗色を帯びた色彩で、胸鰭中央部には透明の帯がない。軟条は上から2軟条が不分岐。これらの特徴で日本近海に分布しているトビウオ科の魚の中では、ツクシトビウオに酷似するが、胸鰭の先端は背鰭基底後端に達しないこと、第1鰓弓下枝の鰓耙がやや多いことなどにより区別できる。なお、これらの特徴は、成魚の特徴であり、幼魚は色彩など特に大きく異なる場合があるので注意が必要。全長30cm近くになる。
生息環境 主に沿岸~沖合に生息すると思われる。
食性 プランクトンなどを捕食しているのではないかと考えられる。
地方名 マルアゴ(青森県、石川県能登町、兵庫県但馬)、トビオ(青森県、山形県)、トビウオ(青森県)、マルトビ(山形県、石川県能登町(小))、トビ・トビヨ(山形県)、ダンボ(富山湾)、アゴ(石川県、兵庫県但馬、山口県)、トンボ(石川県金沢市)、カクトビ(大、石川県能登町)、マル(兵庫県但馬)、ガタンコ・アゴ・ジキトビ・ショウショウ・コトビ(鹿児島県屋久島)
その他 他のトビウオの仲間と同じように漁獲され、食用となっている。
食味レビュー 食味レビューを投稿する

人気順は閲覧数やいいね!の数を反映しています。推薦したい写真には、いいね!をどうぞ。