テナガミズテング

Harpadon nehereus (Hamilton, 1822)

形態・特徴 ミズテング属魚種は、体はやわらかいこと、鱗は薄く、体の後方にのみあることで他のエソ科魚類と区別できる。本種は胸鰭が長く、腹鰭基部上方にまで達することでミズテングと区別される。体長35cmになる。
分布 東シナ海。~黄海、南シナ海およびインド洋。稚魚は長江沖合に多産。日本では有明海にそそぐ六角川の河口で、長江の洪水による影響によって来遊したことがある。
生息環境 浅海性でおもに水深25-60mにすむ。長江の河口域が主分布域であるとされる。1995年の長江の大洪水では河川水が九州周辺や日本海に到達したが、その時にながされたのか、2年後の1997年に有明海の河口域でもとれた。
食性 魚類やエビ類を主に捕食している。
その他 日本では殆ど水揚げされず食用にはなっていない。インドなどでは本種を乾燥させたものをカレーに振りかけて食する。ほか、塩蔵品もある。
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