ハカタスジシマドジョウ

Cobitis striata hakataensis Nakajima, 2012

形態・特徴 尾鰭付け根の黒点は上側のみ明瞭である。頬の模様は細かくなく、口ひげは短く、骨質盤は円形である。同属のヤマトシマドジョウとは口髭が短く尾鰭付け根黒点の様子から識別できる。分布域外の同属種との写真のみでの同定は極めて難しい。
分布 福岡県博多湾流入河川に分布。福岡県那珂川水系にも生息していたとされるが、現在は絶滅した可能性が高いとされている。
生息環境 河川下流域に生息。緩やかな流れがあり、岸際の植生が豊富な砂泥底を好む。
その他 環境省レッドリストでは絶滅危惧ⅠA類に属する。治水や河川改修により非常に危機的な状況にあるとされる。積極的な生息環境の保全に取り組み、安易な採集・売買を避けることが望ましい。

人気順は閲覧数やいいね!の数を反映しています。推薦したい写真には、いいね!をどうぞ。